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- 日本ヘルスケア 歯科研究会 会報
- 日本ヘルスケア 歯科研究会入会 10年目
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2010.03.01 Monday
日本ヘルスケア歯科研究会に入会して
今年で丸10年が経過しました。
今日研究会から満10年会員証が送られてきました。
1998年5月29日、酒田市開業の熊谷崇先生の
カリオロジーという虫歯予防のセミナーを受け、
それまで数多くの講習会を受けてきた私ですが、
その講演会は、
本当に目からウロコというのはこのことであると言うぐらい
心に激震が走りました。
それ以降、
今までの歯を削ることを中心とした歯科医療に別れを告げ、
極力歯を削らない治療へ移行していきました。
現在でこそ、この方法は行き渡ってきましたが、
10年ほど前は、来院していただいてる方に
極力、歯を削らない方が歯のためには良いということを
納得していただくのに苦労しました。
会員之証の下には
平成10年3月18日の朝日新聞の社説が付いていました。
当時私もこの記事を読み感動し、
その後
この「ニ十年の遅れ」を取り戻すには
思い切った方向転換が必要だ。
の箇所をパワーポイントにして
倉松歯科医院に来院された方々に何年間か説明続けました。
以下にその原文をこのブログでも書きます。
「ニ十年の遅れ」を取り戻すためには、
思い切った方向転換が必要だ。
そこで行政や学界に提案したい。
厚生省は、
削ったりつめたりしないと収入が上がらない報酬の仕組みを改める。
文部省は、
諸外国なみの歯科保険教育を様々な授業の中に組み込む。
歯科大学は、
歯の健康をまもり育てるという原点に立った歯科医養成をする。
12年経過した現在、
上の3項目は改善された部分もありますが
私の情報不足か、
12年経っても変化が感じられない箇所もあります。
このような
社会的な大きな問題も大事ですが、
私自身が変化し続けて
私の目の前におられる方
その方がベストと考えておられることと
私が、医療人としてベストと考えていることを
すり合わせて、一人一人に合ったベストを
これからも、探し続けていくつもりです。